2010年12月10日金曜日

【ホンヨミ!1210①】儲かる会社の作り方【吉田】

『儲かる会社の作り方』堀江貴文著

本書を初めて読んだのは中学生の時で、その時はただの起業本として捉えていました。最近読み返してみると、組織のあり方について考えさせられる本だと感じました。同著者の本を数多く読んできたのですが、その考え方が最も良く表れている本だと思います。

本書の中でも特に印象に残っているフレーズは以下の3つです。

①新しいマーケットについて

無人の荒野を見て
「ここには誰もいないから商売にならない」
と思ってしまうのか。それとも、
「誰もいないからこそ、無限の可能性がある」
と考えるのか。その違いは大きいと思う。

②営業について

営業のメリットは、顧客やユーザーが
自社製品の対してどんな感想を持ち、
どの部分に不満を感じているのか
といった反応がダイレクトに返ってくること

②仲間について

社長と創業メンバーは一心同体ではない。
大学のサークル風に会社を始めると(中略)失敗の元になる。

また本書を読んで、堀江貴文さん本人に対する考察をしました。そこで感じたのは、堀江さんは素晴らしい「起業家」ですが、「経営者」としては起業家としての良さが逆にマイナスに働いたのではないかと感じました。

起業家として良さである「鋭い洞察」「冷静な判断」「挑戦への情熱」が、経営者としては「才能への自惚れ」「思いやりのなさ」「認識の甘さ」になって現れたのではないかと考えました。

詳しくは本日のプレゼンで。

いろいろな意味で起業に興味を持つ人におすすめしたい一冊です。

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