2010年6月25日金曜日

【ホンヨミ】0625①すべては一杯のコーヒーから【村山】

タリーズコーヒージャパン創業者である松田公太さんの著書。多くの自己啓発本を読むより、この一冊を読んだ方がいいのではないかと思えるくらい、自分の心に刺さってくる一冊だった。

著者が一番言いたいことは、【情熱をもって物事に取り組むべし】ということであると思う。自分がやると一度決心したら、最後まで諦めずに情熱を持って取り組まなければならない、ということである。情熱・やる気があるから、自然と行動にも移す事が出来る。フットワークも軽くなる。自分がやると決めたことなのだから。でも、それはすごく難しいことだとも思う。何かをやると決心した数日間はやる気に満ちあふれていて、それを行動に表出させることが出来るだろう。しかし、その情熱を維持し続けることは思った以上に難しい。これまでの経験から、多くの人がこのことに納得できるのではないだろうか。

だからこそ、「タリーズ」を日本に進出させるという目標を達成することに情熱を持って行動し、時にはアポなしで突撃する根性と覚悟を併せ持つ著者に大きな感銘を受けた。自分もそんな人間になりたいと。情熱を絶やす事無く物事に取り組める人間になりたいと。

当然、自分がやろうとしていること・やりたいことの前には様々な困難が押し寄せてくることもあるだろう。でも、人生は一度きり。何もやらないで後悔するより、自分が出来るところまでやった上で、その結果を受け入れる方が納得できるのではないだろうか。だから、自分も挑戦し続けて最後まで諦めない生き方をしたいと思わされた。

先日、偶然、参院選に出馬する松田さんに遭遇し、1分程声を交わす機会があった。本書を読んで、感銘を受けたことを伝えると、松田さんは「ありがとう。大概のことはやる気・情熱があれば出来るものだよ」と言って握手をしてくれた。その信念を持って行動し、結果を残してきた人物の言葉には重みがあるし、彼の大きな手の握手はとても力強かった。

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